2008年 10月 02日
清原選手の引退に際して
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私は涙腺が弱い。最近は「作られた」テレビドラマでも涙がこぼれてしまう事さえある。しかし昨夜は作られたシナリオではあったものの涙が出た。オリックスの清原選手の引退試合である。たまたま休みだった事もあり、この日のゲームを試合開始から見た。
清原は私よりもちょっと年下ではあるが、同年代である故、彼が甲子園を沸かしていた時もライブで知っていたし、「ワケあり」で西武ライオンズに入団し、憎んだ巨人を下して日本一を決める寸前に守備位置でうれし涙を流した彼も見てきた。そういう、自分と同年代が現役を退かねばならぬ様を見ていると、プロスポーツの選手寿命の短さを感じると同時に、自分の年齢も既に決して若いとは言えぬ事を思い知らされる。
清原はFA権を行使して「死にたい位に憧れた」巨人軍に入団し、そしてそこで苦難と屈辱とにまみれ、戦力外通告という、およそ彼には無縁とも思われた現実を突きつけられオリックスに移籍していくのだが、清原の伝説めいたオーラや狂信的な「信者」はこの巨人での泥にまみれた姿から生まれたのではないか。世の男たちがそれぞれの苦難を彼に重ね合わせ、そしてもがき続けながらも前進しようとする彼にそれぞれの思いを託そうとしたのではないか。引退のセレモニーで長渕剛が、彼のテーマソングでもある「とんぼ」を歌った。彼がかき鳴らす黒いギターから奏でられる音は鬼気迫るものがあったと感じたし、妙に金属的な弦の音、あれはこの日の為に張り替えたばかりの弦だったのではないか。私も過去ギターに狂った時期が僅かにあったが、張り替えたばかりの弦はああいう音がした気がする。
野球人生の最期の場に生まれ故郷の大阪を選んだ時には、「とんぼ」の中のフレーズでもある「ケツの座りの悪い都会」「東京のバカヤロー」と心底感じていただろう。しかし、24年前に運命を変えた張本人である王監督との握手。この日を境にそういう思いは払拭されていくんだと思いたい。清原の第二の人生に期待しています。

by kotodaddy | 2008-10-02 08:59 | その他 | Comments(20)
Commented by toshi_u at 2008-10-02 09:42 x
おはようございます。
私も涙腺かなり弱いです。ドラマ、映画、スポーツ何でも泣けます。子供達と一緒に見ていて涙が出ると恥ずかしいですがこれも人として大事なところだと思うようにしてます。
私は野球が好きで会社で選手や監督もしたぐらいです。プロ野球開幕には速攻で帰ってビールを準備してテレビの前に正座!てな具合で娘にも本当は野球選手になって欲しかった・・・
小学校低学年の時期にはキャッチボールやノックをして鍛えていたんですがねぇ~
KKコンビで甲子園を湧かせてから26年ですか桑田投手は甲子園で20勝 清原選手はホームラン記録で・・・王選手のホームラン記録を破れるのは清原選手と言われてプロ野球界に入ってきたのを覚えています。西部1年目の活躍は見事だったですからね!
選手は引退しても球界には何れ戻って来てくれるでしょう。
今はご苦労様と言いたいですね。
Commented by kotodaddy at 2008-10-02 09:46
toshi_uさん
涙腺っていうのは年と共に緩んでくるのでしょうか。20代30代には
泣けなかった筈なのに、今はカンタンに泣けてしまいますよ^^;
清原はケガさえなければちょっと違った晩年だったでしょうね。本人も
その部分は後悔があるんじゃないでしょうか。数年後の彼の球界復帰を
待ちたいですね。
Commented by ゼク at 2008-10-02 10:08 x
昨日は僕もライブでTV見ていました。僕はギターを始めたのは長渕ファンだったのがきっかけで清原は同じ大阪であることもあり他人とは思えないプロ野球選手でした。

引退のスピーチも彼の真っ正直な生き様がストレートに表現され感謝に満ちたものでした。

今は御苦労様と言いたいですが、まだまだ彼の仕事は続くでしょう。
これからもプロ野球界を忘れずにちょっと一休みしてください!
Commented by team_wild_birds at 2008-10-02 10:19
おはようございます!
高校時代や西武に入団当時のバッティングフォームは、素人が見ても素晴らしいものでした。
いろんな人に余計なことを教わってしまい、フォームは崩れていってしまいましたが、
それでも2000本安打、500本塁打を達成、無冠の帝王として、また球界の番長として
長い間活躍できたことは素晴らしいとしかいいようがないです。
うちの奥さんもニュース見て泣いてました。僕は今回は何故か泣かなかったです。
桑田選手の引退試合(欽ちゃんの試合)は泣けたんですが。。。
この二人には今度は監督として戦ってもらいたいですね。
Commented by パセリ at 2008-10-02 10:21 x
正直あまり野球好きではありません。
されど、清原選手には感動を頂きました。ほんとうにありがとう!&お疲れ様です。
少し前は実力主義が求められた企業 その前は年功序列
そして今は・・・・・
一時期、仕事さえ出来れば云いという風潮から自らの力を過大評価し「俺は出来る」うぬぼれの結果が招く挫折
苦労することなく上った階段を転げ落ちるのは早いです。
立ち直れなくなるのも、それこそ「甘やかした」結果に過ぎません。
(風潮に流される周りも悪いのですがね。人事しっかりせい!ってか”ここ独り言です。”)
そんななか、
泥沼の底で、もがく姿はかっこいいものではないけれど、泥沼を知る者にのみ知りえる真実(ありよう)を
みなに見せてくれた清原選手だと思います。

予断「人を育てる。」
「して見せて させてみて 褒めてやらねば 人は育たぬ」
して見せていたら、見ていると思っているのに よそ見してた~
↑ 今の私の職場です。(爆)
Commented by kotodaddy at 2008-10-02 10:46
ゼクさん
清原のスピーチ、飾りっ気が無くて良かったと思います。長渕の歌も
プロ野球選手の引退セレモニーでは前代未聞でしたね。「死にたい
位に憧れた花の都、大東京」。彼にしてみれば巨人とダブる部分が
あったのか、その歌詞の部分では肩が震えているのが印象的でした。
で、ゼクさん。長渕のギターの音。どう思われましたか?ちょっとシャリ
ついた音で、張り替えたばかりの弦だと思ったんですが・・・^^;
Commented by kotodaddy at 2008-10-02 10:49
野鳥探検隊さん
結局、清原は無冠だったですねぇ。本来の彼だったらタイトルを幾つも
持っていても不思議はないんですが、それでもサヨナラ打などの日本
記録は沢山持っているんですね。三振も記録保持者なんだとか・・。
彼らしいですね。山ほどいるプロ野球選手で、引退セレモニーをやって
もらえる選手は一握りです。苦闘の連続ではあったでしょうけれど、
幸せな野球人生だったんじゃないでしょうか。
Commented by kotodaddy at 2008-10-02 11:37
パセリさん
そうですね、ドン底を見た者にしか分かり得ないというものもあると
思いますねぇ。でも、その一方で身を引くタイミングがどうだったのか
という点もあるでしょうね。今後将来の彼の身の振り方に少なからず
影響する部分でもありますし。ここまでやったからこそ、今の評価
なのかなぁ。
Commented by ゼク at 2008-10-02 11:55 x
あのギターはきっとTakamineだと思うんですが、弦はもちろん新品だと思います。彼のステージはスタッフがたくさんいてギターを交換する毎に弦を交換している可能性もあります。
今回は弦を1本切っていましたが、全盛期なら3本は切っていたでしょう(笑)
特にTakamineのエレアコは高音寄りと思うのであのように美しい高音が聞けたと思いますよ!
Commented by kotodaddy at 2008-10-02 12:08
ゼクさん
弦を1本切っていた!? さすがゼクさん、私はそこまで気付きません
でした^^; 私も経験ありますが、弦が1本切れるとテンションが狂い
全体的なチューニングがズレると思うんですが、あまり気にならなかった
ですね。しかし、歌の途中で観客に歌わせててバッキングに回った
時。あの時のあのギターの音。身震いしましたねぇ。
Commented by ゼク at 2008-10-02 12:21 x
確かにいい音してましたね!!音響の悪い大阪ドームでハウリング起こしていましたが渾身のパフォーマンスでした。
僕は毎年長渕ライブに行っているので慣れていますが、初めて見たら迫力があると思います!!
長渕氏はもう25年くらい前「君はギターの弦を切ったことがあるか?」という本を出していました。
それほど弦を切るのは有名です!
Commented by kotodaddy at 2008-10-02 12:30
ゼクさん
ドームである故、音響の悪さは仕方なかったかもしれませんが、迫力は
すごいものがありました。長渕のライブは見に行った事はありませんが
長期間にわたって人を魅了し続ける彼の本領を感じました。歌い終え
スグにグラウンドから走り去って行きましたが、あれこそが彼の男気
なのでしょうね。 叶う事ならば、最後にサングラスの奥の彼の目を
見てみたかったですねぇ。おそらく涙が浮かんでいた事でしょう。

Commented by okiraku-susan at 2008-10-02 21:24
何度か会って話をした事ありますけど、あの威圧感はすごいですよ。
目がね、ギラギラしててw
でも話をすると、すごい心配りがあって優しい男です(・∀・)
いずれ巨人の監督にでもなってほしいですね。
桑田ヘッド+元木打撃コーチで(笑)
Commented by kuni8686 at 2008-10-02 22:05 x
こんばんは。
>日本一を決める寸前に守備位置でうれし涙を流した~
私もこの時、リアルタイムで見ていました。長いドラマの幕でしたね。今回、ジ~ンと来たと同時に、何か清原が羨ましいような気がしました。身の程知らずですが、自分もこんな終わり方ができたらいいなぁって。私の周りは今、サッカー環境ですが、少年野球もやっていましたので、野球も気になるスポーツの一つですが、野球界でも1、2を争うほどの存在感のある選手が引退するのはホント寂しいですね。
Commented by wisteria_apr at 2008-10-03 06:12
おはようございます。
KKコンビで甲子園を沸かせて、その後もずっと球界を沸かせてきた選手の
引退は寂しいものがありますね。人気もある人なので指導者にならなくとも
野球界を盛り上げていくような仕事に着いて欲しいですね^^
コミッショナーとかが個人的な希望でしょうか。
Commented by kotodaddy at 2008-10-03 07:28
すーさん
私は夕方の銀座で見かけた事がありますが「デカい!!」。その一言w
まるでプロレスラーでした。清原ってなんか監督やるタイプでもないと
思いますが、あれ程の選手でしたから後進の指導にはあたってほしい
ですね。結構しゃべると面白いので、まずは元木と組んで日テレの
解説でもやっていただきましょうかw
Commented by kotodaddy at 2008-10-03 07:32
kuni8686さん
私は巨人寄りなので清原が涙を流した時は「そんなに嬉しいんかい」
と思ってましたが、後々それが巨人への恨みから来てると分かった時は
ちょっと微妙でしたね。そんなに深いキズだったのかと改めて分かりました。
男は「引き際」が肝心だと思いますので、こうやって惜しまれながら去る
というのはある意味理想像ですね。
Commented by kotodaddy at 2008-10-03 07:35
wisteria_aprさん
個人的な意見ですが、清原っていう選手はどちらかと言うと天才肌な
選手だったと思うので、コーチとかになって理論展開するのは合わない
様な気もします。何らかの形で野球界には関わり続けるとは思いますが
それは現場ではなくてもいいかなと思います。コミッショナー案は実に
いいかもしれません。ファンの気持ちは分かる人だと思いますしね^^
Commented by strike-freedum at 2008-10-03 08:55
阪神ファンの僕も西武時代の清原は好きでした^^
細い身体でバンバン飛ばす、とくにライトへ飛ばすフォームは綺麗でしたね^^ 
でも移籍はやっぱり巨人なのか・・・とガッカリもしましたw  
引退試合はTVで見てましたけどそれぞれの球団、ファンに対しての感謝の挨拶、見事でした^^ 
長渕も途中で感極まるのではと思いましたけどキッチリ歌い上げましたね^^ 
引退セレモニーをやってもらえる選手はほんと一握りですし記憶に残る一人となるでしょうね^^  
Commented by kotodaddy at 2008-10-03 10:55
strike-freedumさん
よく言われる事ですが、流し打ちで飛ばす飛距離は肩を並べる者が
いない位らしいですね。巨人とは色々とあったので、FAで巨人入りを
する事になった時は本当にビックリしました。晩年は不完全燃焼な年
ばかりだったと思いますが、彼も二児の親。しばらくは家庭を最優先
する様な生活でゆっくりとしてもらいたいと思います。


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