2013年 07月 08日
アシアナ777、サンフランシスコで着陸失敗
んー、アシアナ航空の777の画を探してみたけど見つからんので747-400で話を始めてしまうが・・。

アシアナの777がサンフランシスコ空港で着陸に失敗した、と・・。
アシアナ777、サンフランシスコで着陸失敗_c0152553_16533068.jpg

777って言えばボーイング社製造の飛行機じゃベストセラー中のベストセラー機。日本の航空会社でも主力機材として100機以上が活躍中。私も過去に何度も乗ってる機体で、離陸滑走開始の時に2段階に立ち上がって聞こえるエンジン音が大好きなんだよねぇ・・、って、まぁそんな事はともかく、すごく乗り心地が良くて最も安全安心な機体だと思っていたし、日本でも思いっきり身近に数多くある機体だけに、かなりショックだわなぁ・・。

ILSが工事の関係で使えなかったらしい。ILSってのは計器着陸装置、Instrument Landing Systemの略称で、もちろん羽田にも成田にも同じ設備が設置されてる。要は着陸してくる機体に対して地上から高さと進入角度を知らせる誘導電波を発射し、視界が悪いときでも安全に滑走路上まで誘導する計器進入システムの事で、このビームをはずさなければ極端な話、全て自動操縦で着陸できる事になっている。これが使えない状態でもこの滑走路を使わせたって事は当日は視程も良好で、十分にパイロットの目視で安全に着陸できる状態だったのではないか、と。

にも関わらず、実際には滑走路に到達する数百m手前で機体後方を地面にヒットさせている。回収されたボイスレコーダーには「着陸の7秒前には、スピードを上げるよう訴える乗務員の声や、1.5秒前には、再び機体を上昇させるような指示が記録されていた」らしい。

7秒前っちゅうと、もう相当に高度は低い状態。今のところその「7秒前」以前のコクピット内での会話などについて何も発表が無いのだが、この時点で「スピードを上げろ」、か。その「7秒前」の時点の直前に失速してしまう様な何か重大な出来事があったのかねぇ。いずれにしても何らかの理由で失速状態に陥って高度を失った、と。慌てて出力を上げたもののこのままじゃ滑走路まで届きそうにない。で、1.5秒前に上昇指示。エンジンパワーが伝わってスピードが回復して主翼に揚力が発生するまでには時間がかかるので、操縦桿引いて機首は上がったものの、機体後方をアプローチライトに接触させてしまったってところか・・。

その後、滑走路脇に停止し炎上した機体付近に左エンジンが見当たらないとか、操縦桿を握っていたのが777での総飛行時間が43時間の副操縦士だったとか、サンフランシスコ空港着陸経験が無かったとか、色々と情報が入ってきている様だが、日本でもメイン機材になっている777だけに詳しい原因を知りたいなぁ。

by kotodaddy | 2013-07-08 16:43 | 飛行機


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