2011年 03月 17日
メモリアルキャンドル
あの日から1週間になろうとしています。せわしく、対処だけに追われた1週間だった気がします。
地震の夜。なんとか自宅マンション前まで辿り着くと、いつも煌々と明かりの点いた駅前から一切の照明が廃されています。普段はあれ程活気のある明るい駅前が、こんなにも暗くなるのかと驚きました。
真っ暗なターミナルの一角。タクシーを待つ人影が40~50mも続いています。言葉を発する人は誰ひとりいません。もちろん、周囲には1台のバスもタクシーもありません。いつ来るか分からぬタクシーをただひたすら待つその無言の行列は、まさに尋常ではない事が起きてしまった様を醸し出していました。
c0152553_1835795.jpg

真っ暗な非常階段を20数階まで歩いて上がりました。ところどころに壁から剥がれ落ちた様な建材が散乱しています。今、もし余震が襲ってきたら・・。途中で一旦休憩したい位に脚にきてるのに、立ち止まる気にもなりませんでした。ただただ、その場を立ち去りたい気持ちだけで階段を上がって行きます。
やっとの事で部屋のあるフロアに到着。自らカギを開けて扉を開きます。ちょっとした廊下の向こうにあるリビングルーム。小さなロウソクをテーブルの上に置き、その灯を両側から挟みこむ様に向かい合って座っているカミさんと娘の姿が見えました。とりあえず家族が無事と分かっただけで、何か「全て良し」と言った気持ちになったのを強烈に記憶しています。
c0152553_18351367.jpg

関東近郊では計画停電なる策が取られています。その間は当然ながら家の中は真っ暗。が、我が家にはこういうロウソクがあるのを忘れていました。もう十数年前になりますが、結婚式をしたあるホテルからいただいたメモリアルキャンドル。本来は結婚記念日に火を灯して、それを眺めながらその1年にあった事を語り合い、1年分ずつ短くしていくんだと思いますが、存在自体を忘れていましたので、ご覧の通り「新品同様」です。コレが今さら押入れの中から出て来て、娘を含めた3人で、しかも災害による停電の時に火が灯るとは・・。なんだか面白いもんです。

by kotodaddy | 2011-03-17 19:04 | その他 | Comments(18)
Commented by pm-3 at 2011-03-17 19:27 x
関東近郊では計画停電とのこと・・・ご苦労がうかがわれます。
遅ればせながら、ご無事でなによりでした。
家族でローソクの炎を眺められるって、幸せなことかもしれませんね。
家にもメモリアルキャンドルがあったはずですが、どこへ行ってしまったんだろう。
Commented by 美銀座美人 at 2011-03-17 20:09 x
kotodaddyさん
暫くブログ更新がなかったのでちょっと気になっていました。
もしや、大変な事態になっているのではないかと?
でもこうして読んでひと安心しました。
それこそ大変な思いをされてご自宅のドアを開け、そこにおられた
ご家族の姿を見た時のkotodaddyさんの安堵感は私にも伝わります。
あれ以来、1週間が経ちました。かつてこの国が経験した事のない未曾有の
大災害となりましたがいつか復興の日を頭に描いてそれぞれの人が
それぞれに頑張らなくてはならない時を迎えてしまったようです。
まずはご無事でなによりでした。
ロイヤルパークホテル・・・・箱崎TCATですか?横浜ですか?
私の好きなホテルのひとつです。
Commented by ゼク at 2011-03-17 21:04 x
うちはこのロウソク、たしか5年くらいは燃やしたような・・・・。
今はどこに行ったんだろう・・・・・!!
Commented by ジュニアユース at 2011-03-17 23:22 x
こんにちは。
ウチにも確かあります。あったはずです。さて、どこにしまってあるんだろう?
Commented by ya_mura at 2011-03-18 07:49
家族の顔を見ると一安心ですよね。
自分は1人で暮らしてますんで…家族の無事のメールがきて一安心でした。

ロウソク、まさかこんな時に出番とは…ですけど、家族の絆の大切さを気づかせてくれましたね。どんな話題に灯りがともったのか…なーんて(^^;)
Commented by Wonderfullifewith at 2011-03-18 07:55
うちには無いです_| ̄|○。
でも花火をする時用のろうそく缶が買ってあったはず。
全然色気がないですが、仕方ないので有事の時にはそれを灯します。
でも火事にだけは気をつけて下さいね。
Commented by kotodaddy at 2011-03-18 08:32
pm-3さん
東京近郊は建物倒壊や火災だとかの甚大な被害はなかったものの、都市部でありがちな
混乱は相変わらず続いています。家族でロウソクの灯、不謹慎かもしれませんが、とりあえず
良かった・・・という気持ちだったのが正直なところです。
Commented by kotodaddy at 2011-03-18 08:34
美銀座美人さん
ご心配いただきすみませんでした。特にケガをしただとかは全く無いのですが、仕事的に
多忙だった事もあったり、それ以前に、更新したり色々な方々のブログ巡りをする気持ち
にもなりにくく・・。私が結婚式を挙げたのは箱崎の方です。その頃、横浜はあったのかなぁ・・。
Commented by kotodaddy at 2011-03-18 08:36
ゼクさん
私のところは、結婚記念日にキャンドルを灯してワインで乾杯などと優雅な感じではない
ので、箱から出したらまるで真新しいもんでしたよ。結構大きくてかさばるものなので、
おそらく押入れの奥深くに眠っているのでは・・。ウチもそうでしたから・・。
Commented by kotodaddy at 2011-03-18 08:38
ジュニアユースさん
おや、ジュニアユースさんのところもですか。と言う事は、結婚式でこのキャンドルをもらう
と言うのは意外によくあるパターンなのかもしれませんね。とにかく太くて大きいシロモノ
ですから、一度奥深く仕舞ったらしばらくは出さないのが普通でしょうね。
Commented by kotodaddy at 2011-03-18 08:41
ya_muraさん
あ、ya_muraさんは単身赴任の方だったんですか。初めて知ったかも・・。娘もこんなに
大きなロウソクで驚いていましたね。これがちゃんと専用の箱に入ってるもんですから、箱の
サイズもまた推して知るべしで・・。でも家族共通の思い出ができたかもしれませんね。
Commented by kotodaddy at 2011-03-18 08:44
Wonderfullifewithさん
この炎の大きさでこのキャンドルの大きさがなんとなく分かっていただけるのではと思いますが、
1年分が1cmくらいの高さですから、現在では40cmくらいの高さを誇るタワー並みキャンドル
なんです。さすがに倒れると危険ですから、こういう時のロウソクとしては不相応ですね。
Commented by wisteria_apr at 2011-03-18 21:03
こんばんは。
こんな物があるんですね~。式を挙げていないので存じませんでした^_^;
しかし20数階まで階段と言うのは、ある意味最後の砦と言った所でしょうか・・・。
自分も会社で夜を明かして翌日の昼に帰宅して、奥さんの顔を見た時はホッとしましたよ。
Commented by kotodaddy at 2011-03-19 06:30
wisteriaさん
こういうキャンドル、来たるべき最初の結婚記念日に購入してみたら如何ですか。年に1回
出してきて火を灯すって言うのを夫婦の間で恒例にするのも実にいいと思いますよ。
私は地震があったその日に帰宅する事ができましたが(この時には会社・自宅間が徒歩で
20分というところに感謝しましたよ)、やはり家族の顔を見てホッとしたと言うのが正直なところ
です。wisteriaさんは新婚ですし、家に一人残された奥さまを思うと心配で、数時間かけて
歩いてでも帰りたいと思われた事でしょう。
Commented by 光° at 2011-03-20 20:59 x
お~!懐かしい~!!
これと同じものを私の結婚式でも使ってその後10年くらいは保管していたんですが
全く使わないものとしていつだったか処分してしまいました(^^ゞ
いざ停電となったら重宝するんでしょうけど・・・でか過ぎですね。
そういえば、今年25年目なんですよね^^
25年の次は∞だったのか~(^^ゞ
Commented by kotodaddy at 2011-03-21 08:03
光°さん
おっと、光°さんも同じものをお持ちでしたか。やはりそんなに珍しいものでもないんですね。
たしかに大きくてかさばりますんで保管にも考えちゃいますね。ご結婚25年目なんですか。
おめでとうございます。節目の年になりますから、何か企画されていらっしゃるのでしょうか。
このキャンドル、∞の下もかなりの長さがありますから、おそらく30~32年くらいは楽にもつ
感じですよ。
Commented at 2011-03-22 08:47
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kotodaddy at 2011-03-22 20:08
カギコメさん
いや~、そんなにカッコいいもんでもないのですが、今のところ特段問題を抱えるでもなく
過ごしています。これからもそういうスタンスでいられたらと思います。


<< ぼちぼちと・・・      それは唐突にやってきた・・・ >>