2011年 01月 22日
地獄谷野猿公苑
ここ数年で個人的に行きたい場所の最右翼の一つだった「地獄谷野猿公苑」(肝心の猿の写真はコチラ)。実は意外にココへの行き方について詳細に触れているサイトが無くて、特にマイカーで行った訳でもない今回については最寄りの温泉街からどの程度離れているのかとかが不安でした。そこで今回はそれを記事にして、私自身も何ヶ月か何年かしてから見返してみた時に「あぁ、こんな感じだっただなぁ」と思える様にしときたいと思います^^

「地獄谷野猿公苑」は湯田中温泉、渋温泉、上林(かんばやし)温泉が最寄りの温泉街。これらの温泉街へのアクセスについては色々とサイトがありますからソレを参照いただくとして、これら3つの温泉街は志賀高原から続く緩やかな山の斜面に沿って存在してまして、一番てっぺん側から、地獄谷野猿公苑、上林温泉、渋温泉、湯田中温泉の順に存在してると思って下さい。つまり野猿公苑から一番近い温泉街が上林温泉、駅に近い湯田中温泉は野猿公苑からは最も遠いという事になります。

私が宿を取ったのは渋温泉。渋温泉から野猿公苑への登山道口までは徒歩で25分、クルマで10分の距離ですが、先述した通りにオール上り坂になります。その先、登山道口から山道を更に30分弱歩く事を考えると、タクシーでもチャーターした方が賢明かと思われます。私の場合は宿の女将さんが登山口まで送ってくれて超ラッキーでした^^ 帰りは下り坂ですし、のんびり歩いて帰ってきました^^
最も低い位置にある湯田中温泉から渋温泉までは徒歩20~30分。クルマでは10分程度。よって湯田中温泉から登山口までは上り坂オンリーで徒歩1時間って事ですね^^; バスも走っている様ですが、やはり本数が少ないのでタクシーがよろしいようで・・^^;



1)いよいよ登山口からスタートです。この登山口自体が上林温泉の中にある様なものなので、野猿公苑のみが目的などと言われるんでしたら最初から上林温泉に泊まるのが一番かと^^ いきなりゲートの先が急な上り坂になっており、この先これだけの上り坂がずっと続くのかと考えると一瞬ビビってしまいます^^;
c0152553_12433678.jpg







2)しかし登り始めてみると何のことは無く、ほとんど平坦な道が延々と続きます。私が行った前日・前々日とずっと雪が降っていた様で、雪に覆われた静かな山の一本道を独り歩いているだけで十分に心が癒される気分でした^^
c0152553_12434044.jpg


3)途中ではこんなサインが木に掲げられていたりします。なんと、既に猿ゾーンは始まっているのか。そう考えて早くも1Dmk4を取り出し、70-200をマウントして臨戦態勢。周囲を細かく観察しながら先に進みますが、残念ながら道中では猿やウサギなどの動物には出会えませんでした^^;
c0152553_12434426.jpg


4)ひたすら続く一本道ですので、途中では野猿公苑から戻ってくる人とも多くすれ違います。先日の記事でお話しした通り、とにかく欧米人ばかり。欧米の人って、すれ違う時に日本人みたいに黙って見て見ぬフリをしたりしません。「コンニチハ」とか「Hi ♪」と声を掛けてくれる人もいたり、声を掛けずともニコリと微笑んだり・・。いいですねぇ、こんな感じ^^ 道の傍らには「MONKEY PARK」という案内看板。もうまもなくの様です。
c0152553_12434831.jpg


5)野猿公苑に最も近い温泉街は上林温泉ではあるんですが、実際には野猿公苑のすぐ脇に「後楽館」という温泉旅館が単独で建っています。これぞ人里離れた秘湯中の秘湯といった風情がプンプンしてきます。ウワサによると、ここならばホントに猿と一緒に露天風呂に入ることもある様です。当初はどうせだったらココに宿を取ろうと考えていたのですが、夜には温泉街をうろついたり、居酒屋で地のモノを肴に飲んだくれようと考えてましたので、今回はちょっと見送りとしました^^;
c0152553_12435241.jpg


6)長々と山道を歩いてきた最後に急な階段が・・。そう長くもない階段でありますが、ここが一番キツかった感じです^^;
c0152553_1243563.jpg


7)さぁ到着。「地獄谷野猿公苑」です。登山道入口からチャッチャと歩いて20~25分と言ったところでしょうか。おとな500円の入園料がかかりました。最後の急な階段を登り切り、最初に目に入ったのがこの看板なんですが、一瞬「カメラ・ビデオでの撮影はできません」と書いてあるとカン違いし、数秒意識が遠のいた事を付け加えておきます(笑)。
c0152553_1244095.jpg


8)これが実際の撮影環境です。半野生の猿が露天風呂で温泉に入るという世界でも類を見ないファンタジックなエンターテインメント。そう考えるとこの写真を載せていいもんか迷いましたが、こんな感じで撮影してるワケです^^; 初日はグアングアンと雪も降っておりまして、カメラマンはみんなこんな有様です^^; このカメラバッグに積もった雪をご覧ください^^; この状況、実はライブカメラが設置されてまして、1時間おきの静止画像が公式HP内で見られる様になっています。私の姿もバッチリと映っておりまして、行った初日、翌日ともにカミさんがソレを見て大笑いしていたそうです^^;
c0152553_1244595.jpg

しかし、本当に楽しかった2日間でした。この場に行くのは、ちょっと大げさですけど夢でもありました。来年、今度は娘と二人旅なんてできたら最高ですねぇ。え?カミさん?カミさんとは結婚20周年などの節目にでも・・^^;

by kotodaddy | 2011-01-22 13:48 | 旅行 | Comments(30)
Commented by ya_mura at 2011-01-22 14:30
詳細レポート、楽しく拝読させていただきました(^^)
自分はこの温泉の事は知ってはいましたが、大分昔に渋温泉の外湯を回って以来、近くには行っていません。随分と撮影者がいたんですねぇ…もしかしたら、撮影ツアーで来たのかなぁ…。雪は大変でしたが、撮影にはいい感じだったかもですね。

同じ県内に住む者としては一度行っておかねばだなぁ…(^^;)

ちなみに、湯田中から長野市方面に向かうと中野市という所があります。
そこは信濃グランセローズの練習本拠地があり…温泉で何人か選手が働いていると聞いてます。
Commented by kotodaddy at 2011-01-22 15:57
ya_muraさん
わざわざこの時期に出掛けた訳ですし、雪はどちらかと言うとウェルカムでしたよ(笑)。
写真的にも「雪の中の露天風呂」の方が絵になりやすいですし^^ そう言えば、最寄りICは
信州中野という名称でしたね。あの辺がグランセローズの本拠地でしたか^^ バスの中から
競技場と思しき照明塔やドーム型の競技場も見えました。遡れば、まさにあの辺りでオリン
ピックをやっていたんでしょうね~^^
Commented by 美銀座美人 at 2011-01-22 16:32 x
kotodaddyさん
こんにちは。
写真を拝見すると噂に違わず秘湯中の秘湯ですね。
でもね、男一人旅なんてこういう所に私も憧れます。
アクセスの容易でない事は写真からも想像がつきますが
大変な想いをしてシャッターを切るからこそ
その1枚1枚に重みがあるのでしょうね。
Commented by kitanoeos at 2011-01-22 16:42
こりゃぁ凄いロケーションですね。
柵とか有るのかと思いましたが、まさしく野猿なんですね。
看板の「なるべく離れて見る」って有りますがそれどころでは無い状況かと。
撮影者も「奇妙な日本のお猿さん」を激写すべく重装備^^;

このお猿さん、普段はどうしているのでしょうか??
まさか一日中温泉に浸かっているとは思えないのですが・・・。
Commented by n0_name at 2011-01-22 16:47
こんにちは。
一人旅、良いですねぇ(^^
最後の写真、寒そうですがあたたかそうで良いですね。笑
たまに見る雪は良さそうですね~。
能登じゃ毎日雪ですから、もうどこにも出かけたくなくなります(^^;
Commented by kotodaddy at 2011-01-22 17:12
美銀座美人さん
たしかに山道を奥深く歩いて行くという部分は秘湯チックではありますが、ここはとりあえず
危険な箇所がないのが救いですね。全国の秘湯の中には道中足元の悪い場所も多いと
聞きますから。仰る通り、アクセスが容易ではないからこそ行く価値や行った甲斐があると
感じますし、この公苑の脇に広大な駐車場が完備されていたとするより面白みがあるってもんです^^
Commented by kotodaddy at 2011-01-22 17:24
kitanoeosさん
正に最短撮影距離の世界です。風呂から出た猿なんかは平気ですぐ脇を通過して行きます。
装備はkitanoeosさんのお住まい周辺ほどじゃないですけど、ダウンジャケットの上から
着られる様なフード付きのグランドコートまで持ち込みました。初日はご覧の様な雪の降り方
でしたから、本当に持って行っておいて良かったです^^ この猿たち、おそらくこの周辺で
温泉に出たり入ったりしてるんじゃないですかねぇ。お気楽なもんです^^;
Commented by kotodaddy at 2011-01-22 17:30
n0_nameさん
雪も毎日見てたら飽きちゃうでしょうし、降ってるのを見るのはキレイでも、後片付けが大変
ですからねぇ、雪は^^; 北国の方々はシーズン中はほぼ毎日雪かきに追われてますけど、
本当に大変な事だと思います。私のとこなんかはシーズンに1~2回しか雪は降りませんが、
それでもイヤになりますからね。実際にこの温泉のお湯、ちょこっと手を入れてみたんですが、
人間が入っても全然OKな温度でして。猿も本気で気持ちいいんだと思いますよ(笑)。
Commented by hiro at 2011-01-22 19:26 x
こんばんは。
ここの温泉は人間様は入れないのでしょうか?(笑)
それにしても猿の入浴撮影にカメラマン凄いですねぇ。
ちょっとビックリ。
しっかし気持ち良さそうに入ってますねぇ(^^)
Commented by Pikatto08 at 2011-01-22 20:02
露天風呂に入ってるサルより、カメラマンの方が多いんじゃないかと思うような写真ですね^^
サルたちの目線から見たカットも欲しいな~(笑)
それにしても、猿って湯ざめしないのかな?

そうそう、ライブカメラ、今は故障中のようですね・・・残念です!
Commented by pm-3 at 2011-01-22 20:28
こんばんは~。
お猿温泉のドキュメンタリー、素晴らしか~♪
雪道のご苦労があればこそお猿さん達に逢えたときの嬉しさも倍増かと^^
最後のカット、実はお猿さん達が世界のカメラマン見たさにココに集まってくるのかも~ヾ(・∀・;)オイオイ
Commented by yoshioyaji at 2011-01-22 23:06
いや~、これはいい旅行記ですね。
すっかり自分が行った気分になれました。坂道階段のくだりでは実際心臓が
バクバクしましたし(^^;
よき旅行だったようでなによりです。
Commented by ZUDA at 2011-01-23 07:06 x
kotodaddyさん、オハヨウゴザイマス。
スノーモンキー旅行記、楽しく拝読させていただきました^^
とても寒そうですが、ユーモラスな光景が好いですね。
次回は是非ご家族で!
Commented by wonderfullifewith at 2011-01-23 07:40
相手がお猿さんだから良いものの、これが対人間に対しての行為だったら、完全に犯罪ですね(笑)。

「なに風呂入ってるところジロジロ見てんだよ(怒)」って。

気持ちの良い行為ってのは、人間もサルも共通って事ですね。
Commented by kotodaddy at 2011-01-23 08:02
hiroさん
入って入れない事もないでしょうけど、ここで裸になって入浴したらチャレンジャー以前に
摘まみ出されるのは間違いないでしょうね。って言うかですね、温度がどうなのか確認
するために手をちょっと入れてみたんですが、やはりこれだけの猿が四六時中入浴してる
だけあって、この温泉はやっぱりちょっとケモノ臭かったですよ^^;
Commented by kotodaddy at 2011-01-23 08:06
光°さん
猿たちは10数分入浴した後は代わる代わる外に出て行きますが、当然濡れたまま雪の
積もってる場所を出歩いてますので寒くて当然なんでしょうけど、その辺の温度の感覚は
どうなんでしょうねぇ^^; ライブカメラ、故障中の様ですね。これを狙って出掛けられた方は
残念でしょうねぇ。
Commented by kotodaddy at 2011-01-23 08:11
pm-3さん
山の一本道が1m近い雪に覆われている訳ですから歩きにくいのは事実ですけど、ダラダラ
ずっと上り坂って事でもなかったので少し救われました。帰ってきてから色々とネットを見て
いたらこの野猿公苑のスタッフブログを発見しました。やはり私が行く前日は大雪だった様で
登山口からの一本道の除雪が大変だったと書いてありました。ましてや途中で小さな除雪機が
故障した様で・・。たしかに一本道の途中に除雪機が放置されていたのを見ましたよ(笑)。
Commented by kotodaddy at 2011-01-23 08:15
yoshioyajiさん
不必要に長文の記事になってしまい、興味の無い方にはもはや苦痛ですらありそうなので(笑)
そう言っていただけ少し安心しました^^; ご存じの通り、私はそんなにあっちこっちに旅行を
するタイプでもないので、このブログ自体に旅行記が載ることも少なかったのですが、今回の
一人旅で多少なりとも旅行の面白さみたいなものは感じましたので、今後はこういう記事も
書いていけるといいのですが・・^^
Commented by kotodaddy at 2011-01-23 08:18
ZUDAさん
私も次回は家族で行きたいなぁとは考えているものの、カメラが趣味で、温泉に入っている
猿を撮りたいと考えている人はともかく、あの寒さの中でただ猿を見ているだけだと30分も
いれば十分でしょうから、連れて行ってもその場でケンカになるかもしれませんね。帰るか
残るかで^^; 私自身は来年も行く気マンマンなんですがねぇ・・^^
Commented by kotodaddy at 2011-01-23 08:24
wonderfullifewithさん
これだけの人間が周囲を囲んでいるんですが、猿たちは全然気になっていないみたいで、
まるでお構いなしなんですよ。あのロケーションの中での露天風呂だったら人間だって当然
気持ちいいんですけど、猿に限らずもともと動物は本能で行動しますし、表情が豊かな猿なら
感情はより素直にその表情に現れるはずですから、やっぱり格別に気持ち良く感じているんでしょう^^ 
Commented by wisteria_apr at 2011-01-23 11:01
こんにちは。
なるほど、こんな具合に猿の温泉まで行くんですね。ちょっと防寒装備だけはしっかりして
行った方が良さそうですが、手がかじかんだら温泉に付けると言う荒業も使えそうな^_^;
しかし、猿達は幸せそうに温泉につかっていますね。
Commented by kotodaddy at 2011-01-23 13:10
wisteriaさん
しっかりと防寒装備はしているので寒さはそう感じないものの、実際には氷点下の気温なので
撮影を続けていると徐々に厳しくなってくるのは感じました。まぁ、上の方のコメント欄で少々
触れましたが、猿が入っているこの温泉はやっぱりちょっとケモノ臭いんですよ^^; 入浴前に
身体を流してから入るなんて事を猿がするはずもありませんから当然っちゃ当然なんですけど。
初日は撮影に夢中で浴槽の岩にヒザを付けて撮ったりもしてましたが、宿に帰ってみたら
その濡れた部分がなんとなくニオイました(笑)。部屋にコタツがあったので、速攻で洗って
乾かしましたよ(笑)。
Commented by ナツパパ at 2011-01-23 20:22 x
あ、こういうシチュエーションになっていたのですね。
たしかにここまで行くのは大変そう。
温泉に泊まって...というのは良い選択のように思います。
それにしても、カメラと被写体の近さ(驚)
Commented by kotodaddy at 2011-01-23 20:42
ナツパパさん
一番最後の写真。右端を見ていただくと、浴槽を形作っている岩の上にちょこんと猿が一匹
座っているのが見えると思いますが、もう随時こんな感じなんです。入浴中の猿にフォーカスを
合わせていると、この岩の上を歩いている猿が横切ったり・・。この場所は長野県なんですけど、
ウチの界隈からわざわざ行くのならば泊まらないと勿体無いですよね^^;
Commented by tks_naka at 2011-01-23 22:28 x
以前、渋温泉に泊まった際に猿温泉へ行ったことがあります。
その時は夏場だったため、浸かっているというよりは
泳いでいるところしか撮影できませんでした。
やっぱりこういったところは、冬場が良いですね。
今度行ってこようと思うのですが、その前にスタッドレスを買わないといけないですね。(笑
Commented by kotodaddy at 2011-01-24 16:38
tks_nakaさん
この場はもちろん一年中オープンしてるんですけど、やっぱり絵になるのは冬でしょうね^^
最初は私もクルマで行く予定だったのですが、そんなに雪も降らない場所に住んでるもんで
スタッドレスやチェーンも持ってないし、この1回の旅行のためにわざわざ買うのもバカバカしくて、
結局は超格安の高速バスにしたんですよ(笑)。上信越道も途中からチェーン規制でしたが、
自分のクルマで行くよりも相当に気楽で良かったです。
Commented at 2011-10-20 15:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kotodaddy at 2011-10-21 07:51
カギコメさん
ありがとうございます。メールを送信しておきました。
よろしくお願いいたします。
Commented by 派遣社員 at 2014-08-06 06:39 x
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
Commented by kotodaddy at 2014-08-06 07:56
派遣社員さん
ありがとうございます^^
もう3年半も経つんですねぇ。素晴らしい場所でした。来年の冬、もう一回行ってみようかなぁ。


<< フェラーリFF      石垣島ラー油 >>