2010年 12月 09日
田山幸憲
田山幸憲という男性の名前をお聞きになった事があるでしょうか。いや、知らない方が大多数だと思われますが、彼の生前の生業はパチプロ。そう、あのパチンコで生計を立てているパチプロでした。最高学府・東京大学を最終学歴にしてパチンコで生活をしていたと言う、非常に変わった経歴を持つ人だったのですが、2001年に舌ガンで既にこの世を去っています。

なんでいきなりこういう話をするのかと申しますと、平成3~4年の頃でしょうか、私にはパチンコに狂っていた時期がありました。現在の趣味であるカメラなんかもそうなんですが、趣味における色んな情報や知識は書籍・雑誌から得る私だけに、このパチンコに関しても色んなパチンコ攻略本を買って読んでいた訳です。そんな雑誌の中に「パチンコ必勝ガイド」と言う隔週刊行(だった様な気がする・・)の雑誌があり、その中に件の田山氏の連載コーナーがあったのです。「パチプロ日記」と呼ばれるそのコーナーは、プロとして日々パチンコ台に向き合ってて感じた事や、ある日のパチンコの戦況がライブ実況風に描かれていた、その雑誌の中でも特に人気のコラムだったのですが、田山氏の人柄なのでしょうか、パチンコ店と言う鉄火場における殺伐としたギャンブルパチンコではなく、どこかしら朴訥とした、笑いあり涙ありみたいな独特のスロー文調で描かれていました。当時は社会人になって間もない外回りの営業サラリーマンとして周囲からの重圧に耐えていた私にすれば、社会的な安定はないにせよ、好きなパチンコで日がな一日を過ごし、彼を慕う人たちに囲まれて過ごす田山氏の生き様が羨ましくもありました。
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そんな私がある日思い立ったのが、「田山氏に会いに行ってみよう」という事でした。当時の田山氏は南武線・溝の口駅にあるパチンコ店を根城にしている事が連載の中で明らかになっており、都内からも電車で小一時間で行ける距離だったので、まるでアイドル歌手に会いに行くみたいなミーハーチックな心持で向かった訳です。溝の口周辺には数件のパチンコ店があったのですが、当時の連載の中で書かれていた店の特徴やそこまでの道すがらの描写などを頼りに辿り着きました。そして、本当にソコに居た田山氏のオーラに驚きながら、しかし馴れ馴れしく声を掛ける事もできず、私は田山氏から何席か離れた席でパチンコを打ち始めました。別にその店でパチンコが打ちたかった訳ではなく、雑誌でしか見たことのなかった田山氏をそばで観察したかったと言うのが本音だったと思います。

ちょうどその日が雑誌編集の撮影日にあたっていたのか、しばらくすると編集記者とカメラマンが来て田山氏の実戦風景を撮り始めました。「やっばいなぁ、その角度から撮ったら写っちゃうジャン、おれ・・」と思いながらも、まぁ何十枚も撮った中のその1枚が使われるはずもなかろうと黙っていたのですが、数ヵ月後に驚愕の事実が・・・。この「田山幸憲 パチプロ日記2」の表紙写真をご覧ください。後ろにチラリと写っている、足を組みながらパチンコを打ってるサラリーマンの男性。これ、ワタシ・・(爆)。実際に私に会った方だったら、パチンコ台のガラスに映った横顔の雰囲気でお分かりになるのでは・・。もちろん数十年を経過した今明らかなった訳でもなく、ちゃんとその当時に分かっていたのですが、まぁその頃にそんな事を会社の同僚や友人に堂々と言えるはずもなく、黙っていました。当然、この本も購入して持っていたはずですが、はて、どこにいったのだろう・・・。
20年近く経ってからのカミングアウト。長文のくだらん話、失礼いたしました^^;

by kotodaddy | 2010-12-09 10:57 | その他 | Comments(22)
Commented by ゼク at 2010-12-09 14:25 x
これはネタとしても最大級のものですよ!僕ならみんなに自慢していたと思います!
しかも、この人僕も知っています。365日で360日パチンコに行っていましたので
いろんなパチンコ雑誌に出ていたと思います!!
Commented by kotodaddy at 2010-12-09 15:22
ゼクさん
あー、そういえばゼクさんも以前はパチンコをやる人だったですね。当時のパチンコファン、
とりわけ雑誌も読むパチンコファンには田山氏は有名だったかもしれないですね。
この本が出たのがおそらく平成5~6年頃なのかなぁ。私が好きだったパチンコ台と同じのを
田山氏も打ってただけに尚更読んでいて面白かった気がします。まさか表紙を飾るとは
思ってもいませんでしたが、その日のことは今でもよく覚えていますね(笑)。
Commented by yasiyasi5884 at 2010-12-09 15:44
私、パチンコはやりませんが、その気持ちはよくわかりますよ
Commented by kotodaddy at 2010-12-09 16:45
yasiyasi5884さん
私も2~3年前からパチンコはやらなくなりましたが、もし今でもパチンコをやってたとしたら
カメラ機材にこういうお金のかけ方はできなかったでしょうね。パチンコはたまに勝ちますが、
やっぱり負ける額の方が大きいですからね。今でもたまにやりたくなる時がありますが、
おそらく行くと中途半端にちょい勝ちしたりして、パチンコの神様が「おいでおいで」するんじゃ
ないでしょうか。
Commented by 美銀座美人 at 2010-12-09 17:36 x
kotodaddyさん
興味深く拝読させて頂きました。
当時はまさに777のフィーバー機が台頭し始めていた時代しょうか?。
一発大逆転のドラマに多くの人が酔い、「大工の源さん」などとてつもない台がありましたよね。知人はこれで42箱積んだと当時自慢していました。
さしものパチンコ人気を最近では翳りが見え始め1円パチンコなど遊べる台が人気のようですが、やはりハイリスクハイリターンの味は病みつきになる人も多いのでしょうね。私は滅多にやりませんが、先日エヴァンゲリオンというのをやったら訳の解らないうちに突然、爆走モードというのに入り12連チャンしました。これでNikon P7000をすぐに買って充分お釣りが来ました。
kotodaddyさんが本の表紙に登場しているなんて驚きです。
Commented by kotodaddy at 2010-12-09 18:07
美銀座美人さん
この本自体はおそらく平成4~5年の頃のものだと思うんですけど、まだ廃版になったりして
ないのかなぁ。たぶん実家のどこかに残っていると思うので、今度帰ったら探してみようと
思います。
私も過去に歴史的大勝利というのを経験しましたが、当時はパチンコそのものが趣味だった
ので、おそらくまた軍資金となって、利息付けて返してしまったんだと思います。今だったら
間違いなく新機材購入にしますけど。そういうアブク銭は何かモノに換えるのが一番です^^
Commented by ジュニアユース at 2010-12-09 18:54 x
こんにちは。
私も皆さんと同じ、一時期パチンコに凝っていた時期がありました。
「パチンコ必勝ガイド」も買っていた記憶がありますが(その後雑誌の
ビデオ版も出ましたよね)、まさかkotodaddyさんが載っていたとは
知りませんでした。もう今ではすっかり足を洗ったパチンコですが、
あの興奮感は未だに身に染みついてしまってます。
でもそうした雑誌や本は貴重ですよ。私も確か、昔載った車雑誌が有った
と記憶してますから、今度探してみようかなあ。
Commented by pm-3 at 2010-12-09 20:30
私もパチンコ三昧の日々を送っていましたが、カメラ始めるにあたって足を洗いました。
最後にやってたのはパチスロ北斗の拳でしたが懐かしいです。
しかしkotodaddyさんって本の表紙を飾る凄いお方だったんですね(笑)
Commented by kotodaddy at 2010-12-09 20:40
ジュニアユースさん
あらら、ジュニアユースさんまでパチンコやられてましたか。やはり一度はハマる時期がある
もんなんですかね、パチンコってのは。しかし、「必勝ガイド」まで買われるとは、ジュニアユース
さんも情報収集した上で実践するというタイプの方だったんですね^^; あ、当時の「パチンコ
必勝ガイド」誌の中でこの「パチプロ日記2」が発売されるって宣伝ページが掲載された時も、
この写真が使われてまして(笑)。もっと大きく横顔が写ってましたよ(笑)。
Commented by kotodaddy at 2010-12-09 20:47
pm-3さん
飾ってない飾ってない・・(笑)。背景でボカされてただけですよ^^
ギャンブルは、そりゃたまに勝つ事もありますけど、一般的には負ける事の方が多いですから、
今から思えばお金が無くてピーピー言ってた時の方が圧倒的に多かった気がします。写真の
趣味はお金が増える事は無いですけど、精神衛生上いいですよ。なんと言ってもパチンコで
負けた翌日の朝の目覚めの悪かった事・・・^^; ああいう思いをしたくありません^^;
Commented by すーさんだがね(ノ´∀`*) at 2010-12-09 21:01 x
こんばんは(・∀・)
わたしのパチンコ好きは以前話したと思いますが、平成4~5年ってのはいい時代でしたねぇ( ̄ー ̄)
自身の記録である56連チャンを叩き出した「ブラボーキングダム」や「ダービー物語」などの
おかげで、わたしもそーとー儲けさせていただきましたがw
去年あたりからパチンコには行かなくなりましたけど、また面白い台が出てきたら開店から
閉店までマターリと打ってみたいですなぁ(*´д`*)

Commented by yoshioyaji at 2010-12-10 01:34
へええ、巡り合わせというのは面白いですね。
会いに行った甲斐もあるってもんです。
私は勝負事全般に才覚なしで淋しいかぎりです。
お遊びもできないとな〜\(^o^)/
Commented by kotodaddy at 2010-12-10 08:40
すーさん
私も「ダービー物語」や「綱取物語」は正にドンピシャかもしれませんね^^ この田山氏は
その当時は「フィーバー・パワフル」をやってましたよ。ちょうど私もハマってた機種です(笑)。
私も至近距離にパチンコ店があったりして、たまに「やりたいなぁ」なんて思う事もありますが、
そこそこの投資額で多少遊ばせてくれないと我慢なりませんね(笑)。4万も5万も突っ込んで
しまったら取り返しがつきません^^;
Commented by kotodaddy at 2010-12-10 08:44
yoshioyajiさん
私も基本的に博才と言うか、ギャンブルにはあんまり向いてる方じゃないですね。どっちかと
言うと小心者と言うか、結果をネガティブに考えてしまうタイプなので、負けて楽観的には
いられなくてダメです。初期投資はあっても、その後は基本的にそれほどコストのかからない
デジカメの趣味はいいです^^ 朝早くから野鳥探しで山なんか歩いてると健康にも良さそう
だし・・(笑)。
Commented by パセリ at 2010-12-10 09:19 x
見えそうで、見えないkotodaddyさん(笑)
大学生のアルバイトの子が、パチンコに行って負けてしまった時
電車賃を残すか、タバコ代を残すか?(そこまで、つぎ込まなくてもいいと思いますが・・)
結局、ショートホープを1個買って歩いて帰ったって~
「梁山泊」なら知ってる。名前だけ
Commented by dg-3010 at 2010-12-10 12:14
こんにちは。このカミングアウトには驚きました(^^)
パチンコは一度もやったことがないので全然詳しくないですが、その世界では有名なお方の
著書の表紙で共演(?)されていたとは!
足を組みながらパチンコを打ってるサラリーマン役、う~ん、名演技ですね。
写真的にも後ろに誰か居るのと居ないとでは印象が全然違っちゃいますからね(^^;
Commented by SY at 2010-12-10 13:40 x
Kotodaddyさん
はじめまして、
1D Mark III使用されていたそうですのでお聞きしたいのですが
最近父から譲ってもらったMarkIIIがシャープネスを2程度に設定
してスタンダードで撮ったんぼですが、輪郭が甘いのです。
中心部1点で使用しています。こんな経験ございますか?

Commented by kotodaddy at 2010-12-10 16:40
パセリさん
いやー、最後の最後のそこまで勝負できるってのは、ある意味素晴らしいですよ。私なんかは
根性無しですから、例えば3万円持ってたら2万5千円くらい負けちゃうとソコでやめちゃうんです。
完全にオケラになる前に身を引いちゃうんですね。まぁ、あと5千円突っ込んで勝ち負けがどう
転ぶかは分かりませんが、丸裸まで勝負できるギャンブラーとしての潔さは私にはないんですよね^^;
Commented by kotodaddy at 2010-12-10 16:46
dg-3010さん
この日のことは今でもよく覚えているんですが、雑誌などの写真でしか見たことの無い人、
ここで言えばある意味タレントみたいな目で見てる訳ですから、根本的にはミーハー的な
視線で見ちゃうんですね。あ、目が合っちゃったみたいな・・(笑)。この撮影のあと、田山氏は
何度か台を移ったのですが、その時に短時間だけ私の左隣に来ました。その時に、なんと
私に大当たりが来たのですが、途中でパンク!その時に「なんだ、パンクかよ・・」と一言だけ
私に話しかけてくれたんです。それが今でも思い出となって残っています。
Commented by kotodaddy at 2010-12-10 17:03
SYさん
はじめまして。ようこそお越しくださいました^^
実際にその画を拝見していない状態では何とも言いにくい部分もあるのですが、1Dmk4が
出た時に、mk3から持ち替えられたユーザーの方々はこぞって「シャープネスが強くなった」と
口にしていたと記憶していますので、もともとシャープネスがしっかり出るモデルではないかも
しれませんね。JPEGで撮るかRAWで撮るかにもよると思うのですが、私なんかは相当に強く
シャープネス効いた、エッジの立った様な画が好みだったりするので、カメラ側(ピクチャースタイルの
スタンダード)で5だの6だののシャープネスに設定にしています。この辺は撮り手の好み次第
ではありますが、シャープネス2と言うと設定レベルでは標準以下という感じですので、
一度思い切って上げてみて好みのセッティングを煮詰めていくのもいいのではないでしょうか^^
幸いな事に1D系は細かいセッティングが如何様にもできますし、撮り手の好みに仕上げる
楽しみもありますし、カメラに合わせるのではなく、カメラを自分の好みに合わせればいいと
思っています。見当違いな回答でしたらすみません^^;

Commented by SY at 2010-12-10 21:35 x
Kotodaddyさん
ありがとうございます。
今、レンズのピントチェックやいろいろしております。
自分なりの味付けを考えてみます。
参考になりました。
Commented by kotodaddy at 2010-12-10 21:55
SYさん
いえいえ、本当にあんな答えで参考になりましたでしょうか^^;
デジタルカメラは、撮影した画を後々いじるのも楽しいと思いますよ。何でもレタッチに
逃げるのはどうかと思う部分もありますが、多少いじるだけで仕上がりは断然違ってくる
場合も多いですし、写真って何より自分で気に入るかどうかだと思っています。
また是非お待ちしています^^


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